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エスキルの聖ウイリアム修道士                       記念日 4月6日


 ウイリアムは1125年頃パリで生まれた。パリのサン・ジェネヴィエーヴ・ド・モン教会の参事会員として功績をあげ、後にデンマークのロスキルドの司教の依頼で、エスキロにある修道院の院長となった。

 デンマークでは、彼がフランスで経験したことが大いに役立った。ウイリアムは、パリのサンジェルメン・デ・ブレの修道士たちによって教育されてから教会の参事会員となったのであるが、その当時の参事会員たちは不規則な生活を送っていて、ウイリアムの規則正しさを度々あざけり、非常に憎んだので、ウイリアムは辞職してパリから出ることになった。しかし幸いなことにエウジェニオ2世教皇がパリを訪問してサン・ジェネヴィエーヴ・ド・モンの参事会員の不規律さを認め、もっと熱心な人々と交代させた時、ウイリアムは彼等の副会長となった。

 このような過去の試練によって、ウイリアムはエスキロ修道院を刷新する最適な人物となっていった。ウイリアムはまず2人の修道士を追い出し、残りの者を回心させるために努力した。彼の敵は、権力のある君主に上訴して、ウイリアムの熱意をくじこうとしたが、不成功に終わった。